WINGSPAN杯準優勝 岩波選手のグリップ紹介

WINGSPANのカーブラインシリーズを使用する選手、カーブライナーのグリップを紹介いたします。好評だった森岡選手のグリップ紹介の続編になります。

今回は、2025年11月2日に開催された卓球大会「第1回WINGSPAN杯 with げまつチャンネル」の準優勝者のグリップを紹介いたします。

準優勝者は東京都で「P4MATCH」や「i2U」などの大会を定期的に開催していて、選手として、また大会開催者ROCKWAVEとしても知られている、岩波豪選手です。

(巧みなコース取りで相手を翻弄する岩波選手)

そんな岩波選手の使用ラバーはフォア表ソフト、バックはアンチという、特異なスタイルです。カーブライナーは比較的異質が多いという特徴がありますが、その中でも、フォア表、バックアンチは、ラケットも踏まえれば世界的にも、非王道の頂点ともいえるスタイルです。

同じフォームから広角に打ち分けるサーブと、相手の回転を無効化するブロックや、ナックル性のスマッシュ、そして対戦相手を冷徹に分析した上で構築される知的な戦術で難敵を退け、決勝まで上り詰めました。決勝では森岡選手に対して、ゲームを奪い返すなど、岩波選手が流れを掴む場面もあり、名勝負となりました。

(ナックル性の強打を放つ岩波選手)

ちなみに岩波選手の現在の使用ラケットはオマドーン(OMMADAWN CLS)。

(オマドーン(OMMADAWN CLS ))


■岩波選手のグリップ

(フォア側)

(バック側)

グリップは基本的に人差し指と中指を伸ばす握りですが、厳密には中指をブレードにひっかけていることが特徴的です。

岩波選手にグリップについて伺ったところ、元々はペンを使用していたため、カーブライン転向後も最初はしばらくペン持ちで使用していましたが、試行錯誤の末に現在のグリップの形に落ち着いたとのことです。

岩波選手が考えるカーブラインの良さは、グリップが球状なため、手首がまわりやすく、サーブと台上がとてもやりやすいとのことでした。

弊社ラケット愛用者でグリップを迷われている方、また、弊社ラケットについて関心のある方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
岩波選手、取材へのご協力をいただきありがとうございました。