旅と日々
最近映画を見た。「旅と日々」という映画だ。監督・脚本は三宅唱氏。
久々に良い映画を見た。
カーブライナーの皆さんはクリエイティブな事への感度が高いと思う。そんな皆さんに映画「旅と日々」をお薦めします。以下は公式ホームページの掲載文である。
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小さな旅や見知らぬ人との出会いが心の隙間を埋めていく―――。
強い日差しが注ぎ込む夏の海。ビーチが似合わない男が、陰のある女に出会い、ただ時を過ごす――。脚本家の李は行き詰まりを感じ、旅に出る。冬、李は雪の重みで今にも落ちてしまいそうなおんぼろ宿でものぐさな宿主、べん造と出会う。暖房もなく、布団も自分で敷く始末。ある夜、べん造は李を夜の雪の原へと連れ出すのだった……。
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この味わい深い映画を見て思い出したのが、中学時代の社会科の教員の言葉だった。その社会科の教員の言葉は、「君たちは、旅と読書にかかるお金を惜しんではいけない。」というものだった。いまだに私の心に残るその言葉は、私の人格形成に少なからず影響したと思う。
一方で、旅と読書には旬の時期というものがあると思う。この旅をこの時期にしていなければ・・・、この読書をこの時期にしていなかったら・・・、もしかするとその後に全く違う未来が待っていたかもしれない。その意味で旬は大切だ。

映画の話に戻りたい。「旅と日々」の主人公は、脚本家という自分の才能に行き詰まりを感じて、おかしな旅に出ることになります。
卓球で才能の行き詰まりを感じている人、仕事で才能の行き詰まりを感じている人、その他、何かに行き詰まりを感じている人、「旅と日々」の鑑賞をお薦めします。それから、最近疲れている人。疲れている人にも効く映画とのことです。
映画を見た後には、旅に出たくなることでしょう。その旅、ケチってはいけません。

(画像はすべて「旅と日々」公式ホームページより)

